イケメンだけど本気出す

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お仕事をしている全ての方へ

裏マネジメントコラム①〜ジャイアンという必然性を生み出す感情の論理〜

やまださんで(@sh0g0kun)す。

 

先日昔の部下と会話していた時に、


やまださんはある程度権限委譲してくださるけどヤバそうなときは真っ先に察知してくれるし、そもそもメンバーに任せても大丈夫なように仕事する前提を用意しててくれるんで、メンバーとしてはそれにコミットするだけだった。
という当時のマネジメントに対するFBをくれました。


実は私、この『ヤバそうなとき』が来ること、それがどのタイミングで来るかをわかった上で仕事を任せてます。
(つまりわざと、身の丈に合わない仕事を投げます)


第一義的な理由は、成長させるためだの成功体験を積ませたいだの、まあそれっぽいのはたくさんあるのですが、これ裏マネジメントコラムなんでちょっと別の切り口から理由を書くと、
やまださんのリーダーとしての必然性を演出するため。にやってます。


やってることをすげー端的に言うと、
しずかちゃんを落としたいのび太
ジャイアンに金を握らせてしずかちゃんを襲ってもらう
のび太が現れわざと負けてもらう
→『のび太さん素敵・・!』
のアレです。

しずかちゃん(部下)にとっての“必然性“(=ジャイアンから助けてほしい)をのび太(私)は演出したわけですね。
そして人間はこの“必然性“を満たしてくれる存在に依存します。


フツーのマネージャーは、先にジャイアンの出現場所を教えたり、ジャイアンのいない道を通るように指示出したり、ジャイアンをこっそり取り除いていたり、みたいな事をやりがちです。
まあそれでも、最終的な仕事の成果は同じと思われるのですが、上記のイベントが1発挟まっていたらどうでしょう?しずかちゃんの内に残る仕事以外の成果は全然違います。
■『のび太かっこいい・・・!』という羨望
■『ジャイアンを乗り越えたわ』という達成感
■『次にスネ夫が襲ってきてものび太さんがなんとかしてくれる』という、期待と安心感
■『ジャイアンの倒し方を間近で見れた』という経験
いかがです?のび太にもしずかちゃんにもメリットしか無いでしょ?
ジャイアンを倒す小芝居をやっている時間のロスを差し引いてもお釣りが来るくらいの効果です。
(実際はわざと課題が発生するように誰かに金を握らせているとかではないです。念の為w)


部下にはいつも言ってましたが、マネジメントと名のつくものは基本的に人間の感情の論理に先回りした『エンターテイメント』です。
総じてくだらない書き筋で語ってきましたが、
同じ成果でもプロセスを工夫(演出)することで仕事はもっと楽しいモノになりますし、その仕事の“次”に繋がる関係性を生み出すことも出来ます。
最強の営業は壺を必要だと思わせることが出来ますし、イケてるwebサービスは新たな必然性を創出します。


感情の論理を理解しそこに必然性を生み出す能力 は、実はどんな仕事でも根源的に持っていないといけないモノだなあ。と最近しみじみ思います。
あ、当然ですが実際にはジャイアン(課題)はわざと負けてくれないので そもそもジャイアンを倒せるだけの一定以上の戦闘能力が前提になります。その辺は頑張って身につけましょ。

おしまい

”伸びるヤツ”ってこんなヤツ

やまださん(@sh0g0kun)です。

 

今回は、『伸びる人材』について書いていければと思います。 

  

 

先日こんなツイートをしましてもう結論は言っているのですが、

伸びる人材とは、

”自分に才能があるのわかってるくせに、斜に構えず素直で無邪気に色々質問してくる人”

です。

ではこの”自分に才能が以下略”な人材についてもうちょっと詳しく見ていきたいと思います。

 

-----✂-----

①自分に才能があるのを『わかっている』

前提として勘違いしてほしくないのは、

才能があるという表現についてで、これは『強みをわかっている』ということです。

頭が良いとか、天賦の才を持っているとか、そういうことではありません。

 

強みというのは誰しもが持っているもので、与えられたユニークな武器です。

その武器をきちんと見つけることが出来ていますか?ということです。

結局伸びる人はその武器(強み)が最大限生きる環境を演出したり、ポジショニングしたりすることで力を発揮していきます。

 

何も持ってない人間はいません。

しかし、『何を持っているか』を理解していない人は多いです。

まずは自分が勝負出来るポイントを探し出してみましょう。

 

②斜に構えず素直で無邪気

言ってしまえばスタンスの話です。

伸びるやつというのは、自分の武器を理解していますが、その武器を磨き込もうとします。

また、その武器を生かせるシチュエーションの作り方も探求します。

 

手持ちの武器そのままで、横のやつをマウンティングしたりすること(斜に構えること)にメリットが無いことを知っています。

自分の上位互換や他の武器を持った人から情報を多く仕入れ、片っ端から自分の血肉にしていきます。

 

人間は弱いもので、身の回りの他人より少しでも秀でた部分を見出しただけで満足してしまい成長を止めてしまいがちです。

でも成長には限界がなく無限だと思ってます。素直なスタンスでい続けたいものです。

 

③色々質問してくる

意外とこれを出来ない人が多い気がします。

武器を知ってて、素直で無邪気だけど、情報収集の方法が本を読むとか、ググるとか。

悪くはないんですが、僕は『人に聞く』が一番良いと思っています。

 

理由は2つで、

・単純に早いから

・『教えたい』欲求を満たすことが出来るから

早さに関しては言わずもがなですが、

人に教えてもらうというのは、教えてくれるその人のためにもなっていたりもします。元来人は『教えたい』欲求を持っているし、教えることで自分の中でも新しい発見が在るからです。

やはり総合的に、人に聞くというのが最も生産性の高い方法論だと思います。

 

それでもやっぱり人に聞かない人がいますが、大抵の場合それは『恥ずかしい。馬鹿に思われるんじゃないか』とかそんな感じの理由です。

承認欲求が自分の行動を抑制してくるのは世の常ですが、一度『馬鹿に』なってみましょう。

そもそも馬鹿だなんて思われないし、世界が一気に広がります。

 

-----✂-----

 

身の回りの優秀な人でも成功した人でも共通して言えるのは、

『わからないことをわからない』とちゃんと言うところだと思います。

 

”伸びるヤツ”になるのはスタート地点、成長しても尚、周りの方から謙虚に学んでいきたいものですね!

 

おしまい

マネジメントを駆使すれば温泉旅行も捗るで。という話。

やまださん(@sh0g0kun)です。

 

人を動かす系の課題を抱えている人に多く出会います。

人的マネジメントがうまいこといかないと自分で全部やるわ、もう。

的な帰着を迎える人も多いのですが、そんなんしてたら寿命がいくらあっても足りません。

誰かとやることで早く成果を出せたり、1人でできること以上の成果を出すためにマネジメントが存在します。

 

今回はマネジメントがうまいこといくと色々捗るよ!ということを伝えたい。

んでわかりやすく伝えるために先日行った鬼怒川温泉旅行の話を無理くり繋げてみたのですが、結構無理があったのでそのへんすいませんと先に言っておきたい。

 

先に言ってしまいますが僕の考えるマネジメントの実行目的と手順はこちらです。

-----✂-----

目的:成果を最大&最速で出すための最強の布陣を作る

手順:

  1. 成果のために必要な機能を明らかにする
  2. 動かす人材を選定する
  3. 目的(地)をすり合わせる
  4. 機能を明確にする
  5. 成果物と納期を決める
  6. これだけはやっちゃだめを示す
  7. メンバーの心理的安全を確保する
  8. (こっそり)介入する程度を決めておく
  9. 放置

-----✂-----

(ここから先は暇な人だけどうぞw)

 

①成果を出すために必要な機能を明らかにする

そもそも成果を決めるとか、そのへんの話もあるのですが、それはもはや企画の領域なのでまたいずれ。

今回の成果は、

鬼怒川温泉で全力の慰安をする

でした。

そして必要な機能をざっくり

  • 移動手段
  • 現地のリサーチ
  • 宿抑え
  • スケジュール立て

といった感じで洗い出します。

この中で移動手段の部分を自分以外に任せることによって、

宿〜現地の慰安効果を高められる部分に自分のリソースを集中投下することで成果=慰安を最大化しようと考えました。

ひとまず、成果を最大化する布陣がイメージを作りました。

 

②動かす人材を選定する

”移動”に関する機能をお願いしたい人材を選定します。

選定にあたっての人材要件を並べます。

  • 宿泊込みでも苦にならない間柄
  • 細かい指示なしでも動ける
  • 大いなる目的には意思がなく、各論で意思を発揮するタイプ
  • 運転スキルに長けている

とかを盛り込んだ結果、Tくんが該当したので誘ってみたところあっさりOKが出てジョイン(笑)が決まりました。

 

③目的(地)をすり合わせる

とりあえずジョインしただけのメンガーがパフォーマンスを最大化することはありません。

目的意識と目指すべき場所が共通化していないと、途中でやる気が無くなってしまったりそもそもなにやったら良いかわからず機能停止してしまう可能性すらあります。

まずはそれを明確にしてすり合わせましょう。

今回の場合の目的は、『鬼怒川温泉でMAX慰安したい』です。

TくんはまたもあっさりOKしてくれました。人材要件がハマってます。

これで、着地を決めることができプロセスを考えやすくなりました。

 

④機能を明確にする

目的を達するための最大のパフォーマンスを発揮するにはマネージャーとメンバーが適切な機能分掌になっていなければなりません。

先にイメージした布陣をTくんに伝え、約束事とします。

『Tくんには移動に関する全てをお願いしたい。やまださんは現地工程の設計に全力を注ぎたいのだ。』

若干議論はあり調整は入りましたが、概ね合意が取れました。

これで、お互いの持ち場が明確になりました。

 

⑤成果物と納期を決める 

では、Tくんの役割の成果物と納期を明確にしましょう。

これがないと無限に考えられる選択肢から選ばなければならず、Tくんは自分の職務を全うしづらくなります。

今回は旅程の事もあったので、

成果物:2人の身体を納期までに鬼怒川の旅館に届けること

納期:旅館のチェックイン時間

で、設定しました。

これで、この枠組の中でどのように達成するかを考えれば良くなったので、手段の選択肢が絞りやすくなりました。

 

⑥これだけはやっちゃダメを示す

これは、全体のクオリティが下がるor破綻する行動を取らせない制御の意味合い

があります。

 今回は、電車をNGとしました。移動で疲れてしまうので慰安しきれないなと思ったからです。

 

 ⑦メンバー心理的安全を確保する

枠組みが決まったので後はよろしく!としたいところなのですが、最後にダメ押しで、たとえTくんの考えた事がうまいことワークしなかったとしても大丈夫だよという、保険をかけます。

 

これでTくんは悪いプレッシャーに萎縮することなくパフォーマンスを発揮できるようになりました。

ちなみに、チェックイン時間に行かなくても死ぬわけじゃないので、これも保険になるのですが、最初から自分たちで決めた納期が伸ばせる前提でコミットするのはあまり良い状態とは言えません

 

 

⑧(こっそり)介入する程度を決める

人間は機械ではないし、アクシデントも起きるので全てが予定通りになんていきません。

そこで、アクシデント時にどの程度まで手を貸すのかを予めざっくり決めておきます。

作業だけ巻き取るのか(レンタ予約とか)、考え方から巻き取るのか(どの交通手段を選ぶべきかとか)。

これを決めておかないとアクシデントのたびに僕の手間が奪われ、僕は自分の役割を全うしきれなくなり旅のクオリティが下がってしまう可能性があります。

この線引がうまくできないと『自分で全部やったほうが早いやん』 モードに入ってしまいます。

 

⑨放置

目的のすり合わせがしっかりできて枠組みが決まっていれば、基本的に放置で大丈夫。僕は予定通り旅程にコミットできます。

むしろ放置することで、Tくんは自分で目的達成のための手段を考え始めます

レンタが良いのか?1回実家に帰って車を取ってくるのか?どんな車が適切か?

更に枠の中での自由度はとても高いので、Tくんは自分の裁量で色々できます。

音楽を爆音で流す味付けをしたいからスピーカーは必須だな。等など。

いざとなったら⑧で決めたとおりに介入すれば、予定に支障は出ません。

 

-----✂-----

 

いかがでしたでしょうか?

結果的に、僕はTくんの味付けした爆音の車でノリノリで移動し、

 全力でリサーチした鬼怒川温泉の旅館の最高のサービスと温泉を堪能することができました。

 

これを全部1人でやっていたら適当な電車での移動が単なる移動となり、不十分な情報で中途半端な旅館に泊まっていたかもしれません。

 

かなり無理のある例でしたが、マネジメントを駆使することで結構色々捗るよというのが少しでも伝われば幸いです。

お仕事をしている全ての人へ。

やまださん(@sh0g0kun)です。

 

初投稿なんで簡単に自己紹介を。

 

僕は、

新卒でヒカリエのベンチャー企業に就職し、営業、企画、事業戦略、採用等を経験した後、八重洲の上場企業に勤務し改善企画のお仕事をしています。

また、ラーメン屋を経営したり、個人でコンサルティングの仕事をしていたり、いわゆる複業家です。

 

狙ってこうなったわけではなく、

やってみたいことを追求したり、偶然が重なって、今のような形になっています。

きっとこれからも変わっていくと思います。

 

色々仕事が変わるたびに、それなりの苦労がありました。

新しい知識を入れないと、関係構築が1から、完全な異業種異職種etc...

まるで、山王高校の丸ゴリ状態でした。(わからんか、今の人は・・)

 

めちゃめちゃ失敗もしましたが、なんとか1つ1つ形にしていって、

一定のスキルが付いたタイミングでどんな仕事でも成果を出せるようになってきました。

 

それと同時に、

自分と似たような状況で苦労している同僚や後輩から、相談に乗って欲しいと言われることが増えてきました。

全然関係ないところから声をかけられて相談に乗ることもあり、自分の考えを伝える機会が多くなりました。

 

仕事が変わってうまくいかない、今の仕事が面白くない、成果が出せないetc...

そのような相談に乗っていく中で、

もしかして同じ悩みを抱えた人ってもっとたくさんいるのでは?と思ったのが、このブログを立ち上げるに至った発端です。

 

 

なので本ブログは、僕の経験を元にしたビジネスハックが主なトピックになります。

(たぶん、書いていくうちに多少ぶれますw)

 

お仕事をしている全ての人へ

 

めちゃめちゃそれっぽいこと書きましたが、ゆるい感じで更新しますので、へーって感じで読んでいって下さい。